毎朝ラジオを聞きながら身支度をするのですが、今日(3/14)はどこかで聞いたことのある歌声が聞こえてきた。
声からして、ヴァネッサ・パラディっぽいなぁと思っていたら、本当にそうだった。
実は、次の映画レビューはどの作品にしようかなと考えていたところ、ほんの2,3日前に彼女の主演映画をレビューしようと思っていたところだったので、なんてタイムリーに彼女の曲がかかったのだろうと必然性を感じ、今回の映画レビューはこの作品に決めました。
ヴァネッサ・パラディはあのジョニー・デップの妻であり、フランス本国では、アイドル歌手・歌姫として位置づけられている人。
そんな彼女が主演した映画の名前(邦題)は『エイリアンvsヴァネッサ・パラディ
』(2004年 フランス・ドイツ・イギリス合作)。公開当時、名前と予告編を見て興味を持ってわざわざ映画館へ足を運んだのですが、一言で言うと「B級ブラックユーモアホラー映画」でしょうか。いや、B級どころかC級かもしれない・・・
こんな映画を企画した人、その企画をOKした人、製作した人、出演OKした人、この映画を買った配給会社がいるんだ~と関心させられる映画です。(笑)ここまで書くといかにこの映画が------なのかが容易に想像できますね。
実際、ネットで詳しく検索してみたら、この映画の評価点数はサイトによって100点満点中15点~75点。アマゾンで検索してみると、下は星ゼロから上は満星までいた。
このB,C級映画ぶりを娯楽として取るか、時間と金を返せ~と思いたくなるかはかなり好みが分かれるようです。
で、肝心の内容はというと、『エイリアンvs~』はあくまでも人目を惹きつけるだけのためであって、実際は『vs』になんかなっていません。
簡単に要約すると、「寂れた田舎町にやってきたスタントマンのジェームズは、町一番の美女コンチャ(ヴァネッサ・パラディ)に恋をする。ところがそこへ恐怖の殺戮エイリアンが襲撃してきた!」というなんか素人が考えつきそうなチープなストーリー展開。(笑)
しかも、エイリアンがなぜ突然その田舎町を襲い始めたのかわからないし、突然現れる戦闘モードで宇宙服で飛んできた不思議なおじいちゃんの存在、エイリアンに襲われて顔がなくなって瀕死状態なのに、本人はそれに気付かず飼い犬と一緒にパブに行ってくだらない芸をする男の人など、本当にハチャメチャ過ぎる。
しかし、セットや小道具はしっかり作られている点は、まさにプロの集団がジョークで、酔っ払った勢いでこの映画を作ってしまったとしか思えないクレイジーさ。そういう点では、100点満点中80点はあげたいかも。 ある映画評価サイトで「確信的詐欺映画」と書かれていたのも納得がいく。
ストレスが溜まって、気分転換したいけど、爽やかなものは見る気がしない。変わり者。ヴァネッサ・パラディのファン。(←ライブ映像がいっぱいあるので)そういう人にはオススメの映画かもしれません。(保証はしませんが・・・)
↓YouTubeで見つけたUSA版のトレーラーです。ちなみに原題は「Atomic Circus」です。
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