こんにちは。久々の連続更新です。 今日は先日書いたドイツの交通機関の続きを書きます。前回の分をまだ読まれていない方は、前回の 「Japan VS Germany ① 交通機関 その1」を先に読んでいただいた方がいいかもしれません。
で、前回は、改札口と乗車券、バリアフリーに関して書きましたが、今日は夜行運転と定期、時刻表について書きます。
都市部では普段使う路線便用の夜行バスと夜行路面電車があることも魅力のひとつです。昼間の路線3-4本分が1本になるので、待ち時間も1時間くらいになるし家に着くまでもかなり時間は掛かりますが、なんと夜中の3時くらいまで一般の公共交通機関が走っているのです!しかも3時を過ぎてしまっても、体力と時間に余裕があればどこかで時間を潰して(真夜中でも街はもちろん住宅地でも結構飲み屋が開いている)、5-6時台の始発で帰ればタクシーを使わなくても済みます。*別に私が徹夜で飲み遊んでいたとは限らないので、誤解しないでくださいね。(笑)
最後は定期券。私の知っている限りでは、日本では、京都とかの観光都市でない限り、定期券は1ヶ月からの販売が普通で、使える範囲も路線ごとが多いと思うのですが、ドイツでは区間別で、しかも一日券と一週間券もあるのです。それがしかもそれほど高くない。区間は中心地から半径何メートルかおきに区切られているので、市をまたがっても使える。
なので、ドイツの交通システムをそのまま広島に当てはめてみると、広島市内全部の地域への交通機関(バス・路面電車・アストラムライン)で使えて、しかも一日1000円~2000円くらいといった感覚です。月額定期券も1万くらい出して買えば、広島市内全域を券を財布に入れたまま自由に乗り降りできる。しかも自転車も乗り入れられるから、交通機関が届いていないところへ行くときも自家用車を使う必要がなくなる。
と、結果的に人が自由に動けるので、郊外でも商売が成り立ちやすいし、自家用車を使わざるを得ない要素も減るので環境にもいい。それにアクティブな人はよりアクティブに動け、不自由な環境の人も外に出やすいシステムになっているので、このドイツの交通機関制度はかなり気に入ってます。
あ、それともうひとつ思い出しました!これもかなり便利な機能です。
それは、時刻表。なんと、すべての交通機関の時刻表が一冊にまとめられているのです!家からバスと電車と地下鉄と新幹線を乗ってどこかへ行きたい時も、その分厚い一冊で全部調べられます。例えば、フランクフルト郊外にある家からベルリンまでの一貫の時間を一冊の時刻表で乗り継ぎ時間まで調べられるのです。これは、2時間サスペンスドラマのテーマがもうひとつ増えそうな勢いの便利さです!
それと、もうひとつは、バス停にある時刻表。 現在地から目的地まで、何分で着くのか、停まるバス停ごとに現在地からの時間が書かれています。なので、初めて行く土地でも、行きたいところまでに何分で着くのかすぐわかるのです。これがすべての路線のバス停共通なので、地元の人はもちろん、旅人ににとってもかなり便利です。
さて、今回の交通機関に関しては、ドイツで私の一番気に入っている点のひとつでもあり、かなり長くなってしまいました。次回は「お金」と「その他」で完結させたいと思います。ドイツのマイナス面も書いていきます。(さぁ次の更新はいつになるのでしょう~)
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